日本百貨店の人気商品「たま麸」。
その特徴はなんといっても、大きさ。
手のひらサイズのお麸だなんて、かなりインパクトがありますよね。
たま麸は、愛知県岡崎市にある大正14年創業の老舗「麸屋藤(ふやとう)」で作られています。
3代目当主の柵木(ませぎ)卓三さん、4代目の隆宏さんを中心に、毎朝5時から手作りにこだわったお麸を作り続けています。
左から、3代目当主の柵木(ませぎ)卓三さん、4代目の隆宏さん、奥様の加奈子さん、3代目の奥様 美恵子さん
(麸屋藤への過去の取材記事も是非ご覧ください。記事はこちらから)
たま麸は、お吸い物やお鍋などの汁物と一緒にお召しあがりいただくのはもちろん、その大きさを活かし様々なアレンジ料理もお楽しみいただけます。
はじめはやはり汁物で!
まずは是非シンプルに汁物でたま麸をお楽しみください。
汁物でもアレンジ料理でも、最初はたま麸の底にフォークやお箸などで多めに穴を開けて、汁を吸いやすいようにしてくださいね。
熱々の汁物のお椀にたま麸を浮かべると、食卓にインパクトが出ます。
映えを気にされる方は、今がシャッターチャンスです!
底に開けた穴からたま麸が汁をぐんぐん吸います。
しみしみになると、とろ~りとなんとも美味しそうなフォルムに。
おもちのように伸びます。
味がしっかりと染み込み、口いっぱいに美味しさが広がります。
とろっとした食感もたまりません。
汁をたくさん含んでいますので、召しあがる際は火傷にご注意を。
お麸がスイーツに!?
どういうこと!???と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たま麸はスイーツになるんです!
日本百貨店おすすめのたま麸スイーツは『フレンチトースト』。
作り方はパンで作る場合と全く同じ工程です。
<レシピ(たま麸2個分)>
1.たま麸の裏面にフォークやお箸などで数か所穴を開けます。2.卵1個・砂糖大さじ1・牛乳100mlをボウルに入れ、混ぜます。
3.多めに穴を開けたたま麸を2の卵液の中に浸します。
4.たま麸に卵液が染み込んだら、フライパンにバターを入れて溶かし、たま麸に焼き色がつくまで、弱火で焼きます。
5.焼き色がついたら、裏返し、蓋をしてもう片面も焼き色がつくまで焼きます。
この焦げ目が食欲をそそります。
仕上げに、お好みで粉砂糖やホイップクリーム、フルーツなどを添えて、メープルシロップをかけてお召し上がりください。
表面はカリっと、中はもちっとした食感が楽しくて美味しい!
たま麸を半分に切って、より卵液が染み込みやすくするのもおすすめです。
スイーツなのに、低カロリーなのが嬉しいところ。
たま麸は他にも、お餅の代わりにお雑煮やぜんざいに入れたり、卵とじにしたり、アイディア次第で使い方は色々。
食べ応えもあるので、ちょっと具材が足りない時や、ボリュームが欲しい時の強い味方です。
小腹が空いたときに、おやつの時間に、晩御飯の主役に、と様々なシーンでお使いください。