- 創業安政元年の老舗「節辰商店」。酵母エキスやたんぱく加水分解物も使わず100%天然素材にこだわり。独自の直火焙煎製法により天然の旨味を凝縮した美味しいだしに仕上げています。
受け継がれてきた確かな目利き。
我が家の味を提供する、鮮度命の節職人。受け継がれてきた確かな目利き。
我が家の味を提供する、鮮度命の節職人。国産無添加だし(かつお節・いわし煮干し・むろあじ節)
作り手 節辰商店 勝田和吉
生産地 愛知県天然素材だからこそ、
料理になったときが面白い。創業は安政元年。名古屋の台所と呼ばれる堀川沿いにて産声をあげた「節辰商店」は、「企業として利益を優先するのではなく、細く堅く代々引き継いでいける家業として、お客様を第一に考えなさい」との言い伝えを守り、今なお当時の屋号を継承しています。
現社長の次男であり、藤前センターの長である勝田さん曰く、「かつお節を買う段が、我々の最大の勝負どころ」。担当者が仕入れ一筋で節と向き合うからこそ、自然と高い目利きが養われると言います。そのため勝田さんをはじめとした節辰商店の仕入れ担当者は、箱を開封するだけで節の鮮度がわかるとのこと。目利きに長けた職人集団だからこそ、良いものを適正価格で提供できるのです。
今や海外でも「UMAMI(旨味)」という言葉が味覚のひとつとして扱われるよう、だし文化は日本特有のもの。そんななか節辰商店が懸念しているのが、日本食文化の衰退です。「安価な外国産の節が悪いというわけではないですが、安易に使うことで国内生産者が減少し、ひいてはだし文化そのものの衰退につながるのでは…」と、一貫して国産原料にこだわる理由。それは150年以上続く削り節メーカーとして、日本の食文化を担うプライドなのかもしれません。
そのため節辰商店のだしは、国産・天然100%。未晒し和紙のティーパックからは、新鮮さを体現した濃厚な薫りが漂います。だしに仕立てると、濃い味わいに慣れ親しんだ方には少々物足りなく感じるかもしれませんが、「だしの味だけで判断してほしくはありません」と勝田さん。本領を発揮するのは、だしが料理へと生まれ変わったとき。醤油や味噌と掛け合わせた瞬間、だし本来の奥深い旨味が突如として現れるなど、天然ものの面白さは食材との相乗効果にあるのです。
繰り返し試すと見つかる、
これぞ我が家の味。今回「NIPPON HYACCA ニッポンのスグレモノ」では、約50年前に誕生した節辰商店のロングセラー商品である「国産無添加だしパック」3種を詰め合わせ。「もとは業務用のみの生産でしたが、家庭でも使いたいとの主婦の方の声から誕生しました。最初は私の祖母がミシンでパックの袋を縫っていたんですよ」と、歴史と旨味がたっぷり詰まっただしパックです。
「かつお節」「いわし煮干し」「むろあじ節」の3種のだしパックに共通するのは、魚のイノシン酸・椎茸のグアニル酸・昆布のグルタミン酸を掛け合わせた深い味わい。「それぞれ単体でもだしとして使えますが、海のものに山のものである椎茸を加えることで、より美味しく複雑な味わいとなります」と、天然素材にて味の相乗効果を引き出しました。
どんな料理にも合う定番とも呼べる「かつお節」には、コクを出すためのむろあじ節をプラス。そして古来より庶民のだしとして親しまれてきた煮干しは、120度で10分ほど焙煎することで、特有の生臭さを極限まで抑制。香りとコクを加えるべく、かつお節とむろあじ節を掛け合わせることで、いわし煮干しながらも万人受けする味わいへと昇華させました。
「赤味噌との相性が良いむろあじ節は、節辰商店のお膝元である愛知県では定番のだし。さっぱりとしたなかにも甘みがあり、業務用としても人気です」と、魚本来の個性が楽しめる3種となっています。
手軽さが人気のだしパックですが、節辰商店の常連さんは「うちの味は節辰商店じゃないと出せない」と言います。というのも天然ものだからこそ、調味料や食材との組み合わせにより、面白いほど味に違いが出るためです。型にはまった味わいではなく、作り手の独創性やひと手間を加えたオリジナリティこそが我が家の味に。3種のだしに様々な味噌を合わせて味比べをするも良し。水出しと煮出しの味わいを比較するも良しと、手軽ながらも“自分の味”が見つかる天然のだしパックは、日々の生活が心から豊かになるギフトです。
スタッフのひとこと言わせて!
スタッフのひとこと言わせて!
毎日の料理に使ってほしいので、気になる化学調味料や保存料を使わずに100%天然の原料にこだわってつくりました。だしパックを破って中身をそのまま炒め物などのお料理に使えば、美味しく栄養も丸ごととれるのでおススメです!